畳のお手入れ

  • 畳の掃除は目に沿って
    畳の目にはホコリが溜まりやすいので、毎日お掃除を。掃除機は畳の目に沿ってかけるのが基本。また、汚れがひどいときは、掃除した後に住宅用洗剤を薄めたぬるま湯を用い、固しぼりの雑巾で拭き、最後にからぶきを丹念に行います。掃除が終わったら、窓を開け風通しを良くし、畳をしっかり乾燥させましょう。

  • 畳の焦げ穴を直すには…
    畳にタバコの焼き焦げをつけてしまった時は、乾いた古い歯ブラシでお手入れを。畳の目に沿って、歯ブラシをこすると焦げ色が目立たなくなります。また、小さな焦げ穴なら、千枚通し一本で直せます。まず千枚通しで焦げた部分のいぐさを一本ずつ抜き取ります。あとは、両側のい草を千枚通しで一本ずつ寄せて、隙間を詰めるようにしてならすと目立たなくなります。

  • 畳の目にもぐり込んだゴミは…
    タバコの灰などが畳の目にもぐり込むと、なかなか取り切れません。こんな時は、畳の上に粗塩を少量 振りまき古い歯ブラシでこすると効果的。灰が塩にからまり浮き上がってくるので、これを掃除機で吸い取ります。

  • 畳のへこみはアイロンで
    お部屋の家具を移動したときなど、畳にへこみが残って気になることがありますね。こんな時はアイロンを使うと、へこみがある程度復元できます。まず畳に霧を吹き、その上に濡れタオルを当てて、アイロンをかけます。畳が蒸されて、へこんだところがふくらむというわけです。ただ、畳は乾きが遅いので天気の良い日にどうぞ。


カーペットのお手入れ

  • 掃除機は毛並みに沿って
    掃除機は毛並みに沿ってかけると、毛足を傷めません。カーペットにもぐり込んだ髪の毛や糸くずなどは、ナイロンたわしを使って外から内へとかき集め、粘着テームや市販の粘着ローラーなどで取るときれいに取れます。

  • もしシミをつけてしまったら…

    《しょうゆ・お茶・コーヒーなどのシミ》
    1. ティッシュや乾いた布でまず吸い取り、水またはお湯で固く絞った雑巾でしっかりつまみ取る。
    2. 取りきれないときは、住宅用洗剤のうすめ液を布につけて丹念に拭き、最後に水またはお湯で固く絞った布でシミの周囲も拭いてぼかす。

    《チョコレートや機械油などのシミ》
    1. ティッシュや乾いた布で汚れをすぐにつまみ取る。
    2. 次にうすめた住宅用洗剤液の泡をシミの上にのせ、古歯ブラシでこする。
    シミの部分よりやや広めにこすり、境界線がわからないようぼかすのがポイント。

    《ガムをつけた時は》
    1. 氷を小さなポリ袋に入れ、ガムの上にのせ十分冷やす。
    2. ガムが固まったら、乾いた布やスプーンなどでこすり取る。
    3. 残ったかすは布にベンジンをつけてつまみ取る。

  • カーペットを焦がしたときは…
    カーペットと同色の毛糸を用意。五、六本束ねて、はさみで短く切っておきます。次に焦げ跡に接着剤を厚めに塗り、その上に切った毛糸を指で押しつけるように置いていきます。残った毛糸も捨てずに重ねて、手のひらで何度も押しつけるとより効果的。最後に接着剤が乾いたら、ブラシか掃除機で余分な毛糸を取り除きます。


壁・窓のお手入れ

  • 壁のシールはドライヤーで
    お子様が壁や机にベタベタ張ってしまったシールやワッペンをはがすのにはドライヤーが役立ちます。シールが張ってある部分に、上からドライヤーの温風をあてます。シールやワッペンの裏についている接着剤が温風でゆるみ、はがれやすくなります。

  • ビニールクロスの壁の汚れは…
    水拭きできるビニールクロスの壁の汚れは、薬局で売っているアンモニア水の溶液や消毒用のエタノールで落とせます。アンモニア水の場合は水で薄め、スプレー容器に入れてタオルに吹き付けて拭きます。揮発性なのでからぶきは不要。アンモニア水は臭いが強いので直接吸い込まないようにご注意を。

  • 布クロスの壁の落書きは消しゴムで
    布クロスの壁は水拭きは禁物。変色やシミの原因になりかねません。子供がらくがきしたという時は、消しゴムがいちばん効果的。丁寧にこすると落ちます。

  • 砂壁には洗濯のりをスプレー
    砂壁の砂がぽろぽろ落ちてくるような時は、洗濯用の水のりを15倍くらいに水で薄め、スプレーに入れて吹き付けます。のりが乾くと、壁の表面の砂が固まり落ちにくくなります。これを2〜3回繰り返しておくと効果的です。

  • ガラス窓の落書きを落とすには…
    クレヨンの落書きはクレンジングクリームやコールドクリームを布に少量つけてこすると落ちます。油性のフェルトペンの場合には、灯油か除光液をカット綿に含ませてこするときれいに消えます。

  • 窓ガラスの軽い汚れは新聞紙で
    新聞紙を適当な大きさに丸め、水に軽く濡らしてガラスの汚れを取ります。次にガラスが乾ききらないうちに、乾いた新聞紙でからぶきするとガラスは驚くほどピカピカになります。これは新聞紙の印刷インクがガラスのつやを出し、汚れを付きにくくするからです。


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